【生理前の止まらない食欲はなぜ起きる?】

女性は月のリズムによって体が変化していますよね。

排卵してから、生理が始まる前までの約2週間、

この時期を黄体期と呼んでいますが、

この時期が食欲が増したりする時期なんですよね。

 

この黄体期はプロゲステロンというホルモンが

主に働いています。

 

黄体ホルモンの働き

プロゲステロンは受精卵が子宮内膜に

着床しやすい状態を整え、着床(妊娠)後は

妊娠を継続させる働きがあります。

 

またプロゲステロンは基礎体温を上げる働きがあり、

排卵後は体温が高い状態となります。

排卵前と比べると0.3~0.6℃上昇します。

 

そして過食の原因の1つと言える

『インスリン抵抗性を上げる』

働きがあります。

 

『インスリン抵抗性』とは

聞き慣れない言葉かもしれませんが、

要は、インスリン抵抗性が上がるってことは

インスリンの効き目が悪くなる、

ということなんです。

 

インスリンは膵臓から分泌されているホルモンで

糖を処理してくれています。

 

同じ糖を処理するのに、インスリンの効きが悪いと、

いっぱいインスリンを出さないと処理しきれなくなってしまい

血糖値が上がってしまうんですよね。

 

血糖値の変化としては下の表を参照してください。

 

青いラインのように上下の差が小さいのが理想ですが

緑のラインのように上がり下がるが大きくなってしまうのは

良くない状態です。

 

 

血糖値の上がり下がりは

『糖化』や『副腎疲労』も招くので

卵子の質や精子の質にも関わってきます。

 

この辺りは、別の機会に詳しくお伝えしますね〜。

 

血糖値の乱高下対策

黄体ホルモンは、働きのところでも説明しましたが

着床、妊娠の継続になくてはならないホルモンです。

 

これが減っては困るんですよね。

なので、対策としては

血糖値の上がり下がりをなるべく少なくしてあげることです。

 

・空腹時に糖が多いものは控える

・たんぱく質を積極的に食べる!

・食後に歩いてインスリンの分泌を減らしてあげるのも良いですね。

 

まとめ

生理前は黄体ホルモンによって

過食になりやすい時期なので

排卵あたりから、糖の取り方を意識してあげてみてください。

 

パートナーにも、甘いものを買ってこないように

伝えておくのもいいかもしれませんね^_^