不妊治療に効果があるもの、ないもの
不妊治療に鍼灸が良いとされていますが適応外のこともあります。
卵管が詰まっている、子宮の奇形、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、
精索静脈瘤、精管の詰まりがあるなどの
「形の異常」が認められる場合は、鍼灸の適応外となります。
また、染色体異常や無射精症、原発性精巣機能障害も
鍼灸の適応外となります。
効果を出しやすいものとしては、
生理痛や排卵痛、採卵後などの痛みに大して痛みを和らげたり、
自律神経のバランスを整える働きもあります。
他にも、末梢の血流をあげる働きもあるので
子宮・卵巣への血流アップに期待ができ、
卵子の質や着床環境を良くすることも期待できますね。
鍼灸は怖くない
鍼の種類は、太くて長いものもありますが
当院で主に使用しているのは
髪の毛ぐらいの太さです。
またお客様の状態に合わせて
刺激量などを決めていきます。
始めてで不安、怖いという方は
刺激量を少なめでスタートします。
ただ、慣れてきたら、
生理周期の時期や状態によっては
ある程度刺激を入れた方が
早く体の変化を出す場合には効果的ですね。
リラックス効果
鍼灸はリラクゼーション効果もあります。
鍼灸をした時の脳波の分析でもα波(心身がリラックスした時に現れる)が
増大するという分析結果が出ているんですよね。
鍼灸は痛い、熱い、というイメージがあるかもしれませんが
本来は心地よい刺激なんです。
妊活をしていると、先が見えない不安や
ストレスを感じている方が多いです。
鍼灸治療をしながら
話をして気持ちを吐き出すことで
前向きなれたり、気持ちの整理ができたりします。
私はここを一番大切にしています。
治療の後に、お茶の時間を作っているのも
そのためなんです。
まとめ
妊活のために何かできることはないかなぁと
考えている方は、
ぜひ鍼灸も選択肢に入れてもらえたら嬉しいです。
鍼灸は不妊治療で結果を残している症例も
出ているので嬉しいです。
ただ、私の個人的な意見としては、
不妊治療に進む前に
鍼灸治療でしっかりと体の土台を作って
授かり体質を目指していただけたらなと思っています。